日立建機 ハイブリッドホイールローダZW220HYB-5Bを発売


日立建機は、ハイブリッド機構を搭載した新型ホイールローダ「ZW220HYB-5B(標準バケット容量3.4立方米、運転質量18.18t)」を4月1日から発売開始すると発表。

ハイブリッド機構を搭載した新型ホイールローダZW220HYB-5B (標準バケット容量3.4m3、運転質量18.18t)
ハイブリッド油圧ショベルZH200シリーズで培った技術を生かしつつ、ホイールローダ特有の使用形態に合わせて開発したハイブリッドホイールローダ。

日立建機は、2003年に業界初となるハイブリッドホイールローダ(運転質量7tクラスの試作機)を開発し、その後も、実用化に向けた研究を続けてきた。

2008年には、当時、同社の連結子会社であったTCM株式会社が、超大型のハイブリッドホイールローダL130(標準バケット容量13m3)を限定発売している。

新機種のZW220HYB-5Bは、それに続くもので、中型ホイールローダによるハイブリッド機の市場投入は、国内初となる。

ZW220HYB-5Bのハイブリッドシステムは、減速時に発生するエネルギーを電気エネルギーとしてキャパシタに蓄電し、加速時に走行モータへ給電することで燃料消費量を削減する。

主な特長は

・燃料消費量を最大20%低減
・時代にマッチした環境性能
・特定特殊自動車排出ガス規制(オフロード法)2011年基準に適合
・クラス初の国土交通省 超低騒音型建設機械指定機
・優れた操作性と快適な運転空間
・車速はアクセルペダル、フロント作業は操作レバーでそれぞれコントロールする独立制御を採用
・ライドコントロールシステム、リフトアームソフトストップ制御およびエアサスペンションシートを標準装備で車体の揺れによる荷こぼれを抑制
・安全性の高いROPS/FOPSキャブを標準装備
・高い耐久性と容易な整備性
・電動駆動方式で、オイルやフィルタの交換などトランスミッションに関連するメンテナンス不要
・高寿命モータを採用し、高い耐久性

主な仕様


項目                    ZW220HYB-5B
標準バケット容量 (m3)            3.4
運転質量 (t)                  18.18
エンジン名称                    いすゞ 4HK1
エンジン最大出力 (kW/min-1)            47/2,100
エンジン総工程容積(総排気量) (L)          5.19
全長(バケット地上) (mm)               8,200
全高 (mm)                    3,405
全幅 車体 (mm)                    2,785
全幅 バケット (mm)                    2,910
ホイールベース (mm)                   3,300
バケットヒンジピン高さ (mm)                2,880
ダンピングリーチ (mm)                   1,150

受注生産にて、日本国内で発売を開始。

価格は4522万円。