中古ブルドーザー買い取ります-米石炭会社がコスト削減、業界低迷

米国の石炭生産会社の一部は、厳しい局面で買い物をしなければならない場合に誰もが取りそうな行動に出ているらしい。 
それは、「リサイクルショップ」を利用するというもの。
石炭生産会社アライアンス・リソーシズ・パートナーズは中古の鉱業機器の購入がメンテナンス費用の削減に寄与していると説明。マレー・エナジーも自社で機器を修理する一方、「時折」中古部品を購入していることを明らかにした。 過去5年間に400カ所余りの鉱山が閉鎖される中で、中古鉱業機器は数十年ぶりの安値となっている。そのため、コンサルタント会社ブラックエーカーによると、資金のある鉱山各社にとって生産コストを約3割削減する好機となっている。
ブラックエーカーのオーナー、ダグラス・ブラックバーン氏によると、中古機器を購入したり、解体して部品を得たりすることは、前例のない業界低迷に苦しむ石炭生産各社にとって「非常に重要」になっていると指摘。「設備投資抑制に向けた戦略の一環だ」と述べた。
こうした石炭各社による割安な中古品の購入は、石炭業界の低迷が機器メーカーに打撃を与えていることを示唆している。重機メーカーのキャタピラーは人員を数千人削減した。